1ポンド(456g)入りです。
1日分約20gを水約600ccを入れたなべで、とろ火で煎じます。20分前後で水の量が半分近くになるまで煮詰め、カスをこして取り去ります。
これを食前又は食間に2〜3回に分けて飲みます。
牛蒡子は「乳腺炎」に大変よく効く漢方薬です。これは名の如く、ゴボウの種です。
牛蒡子は柴胡清肝湯(さいこせいかんとう)や消風散(しょうふうさん、こちらは漢方アメリカでも扱っております。)を作る際に入れる漢方薬の一つです。
牛蒡子自体は、辛苦寒肺胃 疏散風熱、解毒透疹、利咽散腫という漢方的な作用を有しています。「辛味と苦味で緩急よろしく発散させ落ち着かせ、熱を冷まし、肺と胃に作用する。熱毒を輩出し皮膚のかゆみを抜く、のどを潤し腫れを引かせる。」
これだけを見ると、乳腺炎と関係ないように思えますが牛蒡子は乳腺炎の治療に最適な漢方薬です。
この牛蒡子の成分が影響を及ぼす肺と胃に関連する経絡の流れを見ると理由がわかります。肺と連なる手の太陰肺経と胃と関連のある足の陽明胃経はどれも乳房を通るのです。この流れの熱をとってスムーズに流れるようになるのが牛蒡子の作用です。結果的に乳腺炎に大変よく効きます。
大変苦くて、決して美味しいとはいえませんが、乳腺炎には著効しますので、お試し下さい。