暴飲暴食や熱病から移行して現在の状態になっている方　手足と全身の倦怠感、調子がよいときは食べ過ぎてしまう方（脾虚陰虚証）

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自己診断：

[鏡を見てみましょう]
関節や下まぶたのむくみ
口の周囲が黄色い
口角炎、口内炎、口の周囲の吹き出物
歯の汚れ
唇の割れ
鼻が赤い
唇が大きい
舌が湿っていることが多い

[体の音やにおいに注意してみましょう]
大言壮語する傾向がある
鼻歌が多くなった
うわごとをいう
躁状態
声が大きい
口臭がある

[ご自分でお考えになったり、おうちの方に聞いてみましょう]
熱病から移行して現在の症状になった
暴飲暴食から移行して現在の症状になった
手足の使いすぎから現在の症状になった
湿気があると悪くなる
午後から諸症状が悪化する
熱がりである
手足と全身の倦怠感、腹痛して下痢、便秘、調子がよいときは食べ過ぎる、吐き気がある（こういうのを虚熱といいます）

以上に属することが多ければ、あなたはこのカテゴリーに属します。
これを漢方医学では「肝虚陽虚証（かんきょようきょしょう）」というカテゴリーに入れております。これは私たち独特の言い回しでありまして、決して「脾臓がイカレている」ということではありません。どうぞご安心ください。

[このカテゴリーに属する漢方薬]　（同じ漢方薬が、ほかのカテゴリーにも同時に属している場合もありますが、お気になさらないでください）
胃苓湯（いれいとう），茵蔯五苓散（いんちんごれいさん），温胆湯（うんたんとう），黄耆建中湯（おうぎけんちゅうとう），黄芩湯（おうごんとう），黄連湯（おうれんとう），甘草瀉心湯（かんぞうしゃしんとう），帰脾湯（きひとう、帰脾片はタブレット剤です），桂枝加芍薬湯（けいしかしゃくやくとう），五苓散（ごれいさん），梔子豉湯（しししとう），小建中湯（しょうけんちゅうとう），参蘇飲（じんそいん），清心蓮子飲（せいしんれんしいん），蘇子降氣湯（そしこうきとう），半夏瀉心湯（はんげしゃしんとう），小半夏加茯苓湯（しょうはんげかぶくりょうとう）

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