粉剤で、１００グラム入りです。（約4週間分の量となります。） 粉剤が飲みにくい方はカプセルをご利用ください。
五虎湯は頑固なセキに特化された漢方薬です。
麻黄、杏仁、石膏、桑白皮、甘草の成分が肺や気管支にこもった熱を取り去って、呼吸器の炎症を治療し、痰も除去する効能があります。
もちろん、他の漢方薬と同じく、化学成分は入っておりませんの眠くなることはありませんので、ご安心ください。
五虎湯は漢方医学の明の時代1587年編纂の古典書籍のひとつ「万病回春」からの出典です。
五は上記の5種類の材料でできているということ。虎は「白虎」の意味合いがあります。
漢方医学の漢方薬名やツボは、東洋哲学に出てくる五行論を参考に命名されたものが多く、五虎湯もご多分に漏れず五行論との関連が深い名前です。
五行である木火土金水（もっかどこんすい）の特性は、を五臓である肝心脾肺腎（かんしんひはいじん）の順番にあてはめられています。
同じく五行による色の分類でを五色として、青赤黄白黒があてはめられて、それに呼応して五獣が青龍、朱雀、麒麟、白虎、玄武の神獣があてはめられています。
五行の金は肺であり、白虎と呼応しています。肺熱を取る医療用石膏は白色でもあるところから、「五種類の薬剤で作られていて、肺熱を取りセキを治める作用のある、ありがたい漢方方剤（複数の漢方薬で構成されている薬の事。）ということで、五虎湯と名付けられました。
また、東洋医学的な意味合いでは、肺と大腸は夫婦のような陰陽関係にあり、互いに影響をしあっております。
その作用から、セキの薬である五虎湯は痔の痛みにも効果が期待できます。
体質や病態によって、桂枝加芍薬湯か五虎湯かを判断いたします。
適宜、メールやお電話による問診を行っておりますので、お気軽に連絡をなさってください。
病名列挙：
セキ、気管支ぜんそく、気管支炎、小児ぜんそく、感冒、痔の痛み
飲み方：
専用スプーン２杯を適量のお湯に混ぜて服用。一日２－３回。
（専用スプーンは毎回同梱されております。）
（漢方薬は化学薬品ではありませんので、厳密に服用時間を決めなくても、その一日の中で決められた回数が飲めていれば結構です。）
処方内容：麻黄、杏仁、石膏、桑白皮、甘草
（写真は本品ではありません。漢方薬はどれも粉か粒で、写真では同じように見えるので、他の物の写真を代りに載せておきました。）
