三味線修行者のための東洋医学。 膝の痛み、肩こり、演奏前のストレスの解消法

日本橋三越前のコレド3で催された、「日本橋 秋の宴」の際に撮っていただいた写真です。三味線、唄におどり、お囃子もある、素晴らしい宴でした。プレデビューされた、齋櫻師匠のお弟子さんを交えた「やっこさん」の演奏では、思わず涙ぐんでしまいました。
先週日本から戻ったのですが、バタバタして今になってしまいました。 今回は、三味線のお師匠から、「漢方医学で三味線稽古者のお悩みに答えよう。」ということで、動画に出演させていただきました。光栄至極でございます。 師匠の常磐津齋櫻先生によりますと、三味線の演奏者をやむなくリタイヤする方のほとんどは、「膝の痛み」なのだそうです。 やはり長時間の正座のために、ひざの関節に不具合が出るとのことでした。 そして、動画のサムネイルにあるとおり、演奏者の肩こり、不安、イライラに対応する漢方薬や、自分で治療ができる「せんねん灸」や「円皮鍼」のご紹介もさせていただきました。 1.膝や腰などの痛みには「疎経活血湯(そけいかっけつとう)」保険収載番号53番が一押しです。 関節痛、神経痛、腰痛、筋肉痛 に大変よく効きます。 読んで字のごとく、経絡をめぐる気の流れをスムーズにして(疎経)、血液の循環をよくして(活血)、痛みを取るように作られています。 気の流れ、血と体液の滞りを治療し、体を程よく温めて、余分な水分を排出して、痛みを止めるのです。 2.肩こりには、カゼ薬でおなじみの「葛根湯(かっこんとう)」保険収載番号1番が大変よろしい。 この漢方薬は、西暦200年ごろのものなので、2000年ぐらいの歴史があるものです。 ゾクゾクする寒気、発熱、首や肩の後ろのこわばり、頭痛のどれかの症状があれば、できればまだ汗をかいていない状態ならば、上半身のどんな症状にも使えます。 筋肉の緊張をほぐして、血流を促し、結果的に緊張型頭痛、肩こり、筋肉痛、鼻炎をも癒す、素晴らしい漢方薬です。 3.演奏前に不安でしょうがない。緊張でガチガチになりがちな方。「柴胡加竜骨牡蠣湯(さいこかりゅうこつぼれいとう)」保険収載番号12番を飲みましょう。 神経の高ぶりを治め、心の緊張を癒します。昼に飲めば落ち着いた心の状態になり、夜に飲めばよく眠れます。 4.演奏前のイライラ、怒り系の症状には、「加味逍遙散(かみしょうようさん)」保険収載番号24番が非常に有効です。 嫌いな奴に会う前、無性に腹が立つ、うまくできない自分を責めてしまって、ピリピリしている時に飲みましょう。 保険収載番号というのは、漢方外来のある病院に行って、医師の処方がもらえれば保険適用となり、非常に安価で入手可能です。 まずは、動画をご覧ください。 自分で治療ができる「せんねん灸」や「円皮鍼」につきましては、後日お話いたします。 常磐津齋櫻師匠のブログです。
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