今度は、憑き物落としの漢方薬だ! 瘴気(しょうき)を吹き飛ばす漢方薬があるんですよ。。

前回は「憑き物落としのお灸」のお話でした。今回は漢方医で憑き物を落とすお話です。 憑き物落としのお灸があるならば、当然、そういう漢方薬もあるのです。 藿香正気散(かっこうしょうきさん)、柴苓湯(さいれいとう)五苓散(ごれいさん)、、 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)、などを使います。 これらは、瘴気(しょうき)を散ずる薬として使われてまいりました。 瘴気、、なんか嫌な感じの単語ですね。 1.山嵐瘴気(「さんらんしょうき」、なぜかAI検索だと、「さんいんしょうき」と出てきますが、これは間違いです。中国読みでもShan Lan Zhang Qiですので、インとはなりません。多分、落胤「らくいん、中国読みはLuo Yin」と混同しているようです。)失礼、、本題からずれてしまった。。 1.山嵐瘴気、山の毒気にあたって、体調を崩したり、狂騒状態になる状態です。山の毒気?薄暗くて、湿気が強くて、気温も高い環境で、瘧(おこり)のような振えや、精神的におかしくなる状態、時には高熱や寒気に襲われるような疾患です。 多くの場合、藿香正気散(かっこうしょうきさん)の出番です。 過去に、私が開業していたミャンマー(旧ビルマ)と中国の雲南省との国境当たりでは、こういう病気が多く、マラリアに感染した方の症状も似ていました。いまでも多くの漢方医は、「あれはマラリアだよ。。」と限定してしまう方も多いです。 2.古い民家の床下に潜む妖怪のような大ガマガエルが放つ瘴気といわれる毒気。 なぜか体調が崩れて、事故物件の祟りじゃないか?陰鬱な感じで、風通しが悪く、日陰で湿気が多い、貞子が出てきそうな古民家。。 これは、藿香正気散(かっこうしょうきさん)や柴苓湯(さいれいとう)の出番でしょう。 3.お墓参りに行って来たら、なぜか体調がくるって鬱状態になってしまった。。なんかを連れてきてしまった感じがする。 肩首がおもいし、気分が落ち込む。。お墓の陰惨な雰囲気と、故人を思う悲しい気持ちと、いろいろな要素が絡み合っている状態です。 これは、五苓散(ごれいさん)いいかな。水代謝を促して、配合されている茯苓と桂枝の作用で、心も落ち着いて、気分が晴れます。 4.やさしい乳児のママが、急に狂ったように暴れている。パパ真っ青。。 どんなにお優しい夫さんでも、やはりママの思ったようには動いてくれず、産後の瘀血や瘀水などの停滞で、爆発してしまう。 桃核承気湯(とうかくじょうきとう)が一押しです。ただ、授乳中に赤ちゃんが下痢をしてしまう場合があるので、これは漢方医と相談をしながらの処方となります。あかちゃんがちょっと下痢するくらいなら、とりあえず発狂している時に1-2回飲んで、あとはほかの漢方薬で処置することもよろしいでしょう。 いつでもお気軽にご質問をなさってください。 「妖怪はいてくれた方がいいなあ。。」と思っている私は、おかしいかな。。
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